横隔膜裂孔ヘルニア:猫
主訴
2週間前から食欲不振、呼吸速迫、嘔吐を認め来院。
既往歴
2022年10月31日に横隔膜裂孔ヘルニアに対して手術・
検査
レントゲン撮影および胸腹部CT検査を実施。

検査結果
腸を含む複数の臓器が横隔膜裂孔から胸腔内へ脱出しており、横隔膜裂孔ヘルニアの再発を認めました。
診断
横隔膜裂孔へルニア
治療
全身状態を評価したうえで、外科的整復術を実施しました。
胸腔内へ変位した臓器を腹腔内へ整復し、拡大した横隔膜裂孔の閉鎖および補強を行い、あわせて胸腔内にドレーンを留置し、閉腹を実施しました。
手術終了直前にSpO2の一時的な低下を認め、一時は慎重な管理を要する状態となりましたが、胸腔ドレーンより胸腔内の空気を排出したことでSpO2は改善し、全身状態の安定化を確認しました。

経過
術後は呼吸状態および食欲の改善を認め、
飼い主さんに注意してほしい症状
- 吐く、吐きそうになる
- 食欲低下
- よだれが増える
- 呼吸が苦しそう
特に、
- 呼吸困難
- チアノーゼ(舌や歯ぐきが紫色)
- 繰り返す嘔吐
は緊急性があります。
症状が見られた場合は、様子を見ずに早めにご連絡ください。
